きらめくみなものうえを
むちゅうでかざきりかける
つばさをはためかせて
あのまちへいこう
うみをこえて

ぼくはそうちいさなつばめ
たどりついたまちでふれた
たのしそうなひとのこえ
かなしみにくれる
なかまのこえ

みんなそれぞれちがうくらしのかたち
まもりたくてきずかないうちに
きずつけあってしまうのはなぜ
おなじそらのしたで

ぼくらはいろとりどりのいのちと
このばしょでともにいきている
それぞれひともくさきも
はなもとりもかたよせあいながら

ぼくらはもとめるものも
えがいてるみらいもちがうけれど
てとてをとりあえたなら
きっとわらいあえるひがくるから

ぼくにはいまなにができるかな
だれかがてにいれたゆたかさのうらで
かえるばしょをうばわれたなかま
ほんとうはかれもよりそいあって
いきていたいだけなのに

かなしいきもちにのみこまれて
こころがくろくそまりかけても
ゆるすことでみとめることで
ぼくらはつながりあえる

ぼくらにいまできること
それだけですべてがかわらなくたって
だれかのいちにちにほら
すこしだけあざやかないろどりを

かがやくほうせきだとか
きんぱくではないけれど
こんなふうにせかいじゅうが
ささやかなあいであふれたなら

なにかがほらかわるはずさ
おなじそらのしたいつかきっと
それがちいさなぼくの
おおきなゆめ

Composição: ayase