しずかなときのなかで
かがやきをかくして
なにもかもうばわれても
やわらかにほほえむもの

もう、とどかないとしったいのり
とおいそらにまたみおくる

くろいばらがかなしくあめのようにふる
すべてのよるをくるむように
あいをしったじゅうじかそのみにせおい
だれもいないやみのなかたたずむ

とまったもりのなかにまよいこむことりも
せなかおすかぜをまって
そのはねでたびだつのに

もうじゆうというみちにすらも
めをむけないのは
ただあいするものまもるために
ひとりきりよるにかくれる

くろいばらがかなしくあめのようにふる
おもいでのいとてたぐるように
あいをしったこころがこどくのなかで
たったひとつしろいゆびあたため

そのうつくしいひとみにはいまでも
こうかいのかけらもみえない
たましいがもとめてるひびきしんじただけ
すべてをなくすことおそれもさず

くろいばらがかなしくあめのようにふる
すべてのよるをくるむように
あいをしったじゅうじかそのみにせおい
だれもいないやみのなか

きっとだれかを…あいのあかしを
とおいばしょからだきしめるよう
きょうもひとりたたずむこどくのなかで
そしていのりをささげるしずかに

I remember, the Rainy Rose

Composição: