あのころのちいさなぼくがみあげる
そらはほんとうにひろかった
すきなひとをこのてで
まもれるとおもっていた
ほんきで

どうしてせいがのびない
それがくやしかった

わがままおおまだかわいいとかんじがいしていた
ずっと
あきらめることなんておもいうかばなかったただまえをむいてた
でも

できないことばかりで
はやくじゆうになりたくて

いくらてをのばしたって
とどくはずのない
おおきなおおきなそら
でもぼくはなんにもうたがうこともなく
きれいなみらいをしんじてた
くやしいことがあると
こらえきれなかった
おおきなおおきななみだ
でもあのときのぼくのめはなによりかがやいていたとおもう

あれからずいぶんせいものびて
よのなかことすこしわかって
いっしょげんめいがかっこわるくて
さんめたふりしてあるいていたよ
でも

じゅうとはんばんなぼくには
なにひとつできなかった

いつからがぼくはきらめくあしたをしんじてでことさえわすれて
じぶんはまもるためにたくさんのたいせつなものきずつけてた
はるがとおくまうえのそらのむこうに
なにがあるがしりたくて
おとなになったらかならずいくんだよってやくそくしたんだ

いくらてをのばしたって
とどくはずのない
おおきなおおきなそら
でもぼくはなんにもうたがうこともなく
きれいなみらいをしんじてた
くやしいことがあると
こらえきれなかった
おおきなおおきななみだ
でもあのときのぼくのめはなによりかがやいていたとおもう

あのころのちいさなぼくがみあげる
そらはほんとうにひろかった
すきなひとをこのてで
まもれるとおもっていた
ほんきで

Composição: Kozue Takada