かわいたうみのあとのぞんで
まだみぬたいがんをえがく
とらわれのこころのままなら
こんないたみもしらずにいた
うつくしいことばをつげたひと

よあけもまたずに
はてのそのさきをおよぐむしのうた
ねむらずきみときいたきおく
てをただむすんで
はしたいろでもとおいくにでも
みじかいいっしょうにうまれたゆめを
だきしめにゆこう

ぼくらなにもしらない
こどものままいられない
そしていつかはとけゆく
せかいのいちぶへと

ちいさなまゆのよう
まるくなってあんしんして
ねむりたいそれだけの
いのりを

やがてくずれゆくときとはいえんのなかで
とめようもなくただきみといまいきよう
てをかたくむすんで
どんなとびらをえらんでもいい
まっすぐなひとみでみつめるほほえむ
そのすがたがすべて

みみをすまして
しおさいがきこえる

Composição: