おまえとあった仲見世の
にこみしかないくじらやで
ゆめをかたったチューハイの
あわにはじけたやくそくは
あかりのきえたあさくさの
こたつひとつのアパートでを
おなじせびろをはじめてかって
おなじかたちのちょうたいつくり
おなじくつまでかうきんはなく
いつもわらいのねたにした
いつかうれるとしんじてた

きゃくがふたりのえんげいばで
ゆめをたくしたひゃくえんを
なげてまじめにおがんでる
かおにうかんだおさなごの
むくなこころにまたほれて
ひとりたずねたアパートで
ぐらすかたむけなつかしむ
そんなじだいもあったねと
わらうせなかがゆれている
ゆめはすてたといわないで
ほかにあてなきふたりなのに

ゆめはすてたといわないで
ほかにみちなきふたりなのに

Composição: Takeshi Kitano