なつのにおいをすいこんではきだす
よわいままおとなになった
ぼくでもきょうはすこし
つよくなった
きがしてははしゃぐきみの
かおをおもいうかべた

まつりのおとがきこえはじめるじかんに
きまってなくのらねこの
かおがうれしいそだ
きみのほが
ぼくよりなつがすきだったね
よるがかさなりあった

きょうだけはなつのよるのまじっくで
こんやだけのまじっくで
うたわせて
いまならきみのことがわかるよなきがする
なつのよるかぎりのまじっくで
こんやかぎりのまじっくで
みをまかす
よあけがながれるまで

くらしのなかでうまれるうたをうたって
しあわせかなしみつんで
おもいながらあるいた
うちあがった
はなびをみてわらった
きみをおもいだしたよ

きょうだけはなつのよるのまじっくで
こんやだけのまじっくで
うたわせて
いまならきみのことがわかるよなきがする
なつのよるかぎりのまじっくで
こんやかぎりのまじっくで
みをまかす
よあけがながれるまで

きおくにふたをするのはもったいないよ
じかんがながれてすこしはきれいなことばになって
なつになるとおもいだすわかれのうたも
いまならぼくをすくきがする

きょうだけはなつのよるのまじっくで
こんやだけのまじっくで
うたわせて
いまならきみのことがわかるよなきがする
なつのよるかぎりのまじっくで
こんやかぎりのまじっくで
みをまかす
よあけがながれるまで

なつがおわるまえに
このうたがはじまって
こぼれるふたりをみまもるからなつよ

らららうたわせて
らららうたわせて
らららうたわせて
らららうたわせて

Composição: Enon Kawatani