みとゆめといのちをあつめて
つくられてしまったからだは
おわったいのちをむしかえすきかいらしい

[これはかれのむかしのおはなし]
ひとひとりはなみだをながして
またあいたいとつぶやいた

はりぼてのまちのしゅうまつじっけんは
きのうじてんでよそうどおりぐだぐだすぎて
そのじてんでもうあきらめたほうがいいでしょう
つぎのふたりはまちのすきまで
そんなみずいろのゆめみてた

きたいはずれのしゃせんのさきで
ちいさなからだはまたとびちった
なきさけぶしょうじょをめざめないぼくはみていた
びょうしんはすすみだすのをやめて
せかいもろともくらみだそうとする
このゆめはおわらない

いみとゆめとじたいをあわせて
ただただかんがえてくあたま
このせかいはどうやらすこしやばいらしい

[これはかれとかのじょのおはなし]
つくられてしまったこころでは
もうことばもとどかない

かれるたいようのおとむせるえんてんかのめ
なつばてしたせけんにはじきだされたような
せみのこえがもうなりひびきはじめても
ゆらゆらゆれるすけるからだじゃ
のばしたてもとどかなくて

きたいはずれのしかいのさきで
びょうしんはふざけてたちどまって
ふみつぶされるみらいをはんたいしゃせんでみていた
きかいしかけのせかいをぬけて
このはのおちるみらいのふうけいへと
きみのめで

わらうひざしはどこかにきえて
はちがつはなんどもすぎさって
またらいねんだね」とわらいあう そんなみらいなら
きたいはずれのせかいのすきま
よほうはずれのあめがふってきた
そのときに そのときに

たとえみらいがかきかわっていても
あのめは

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