愛された記憶もないのに
愛されるぬくもりだけは知っていた
生まれてきたその瞬間から
誰かの手求めて生きてきたんだ

ああ伸ばしただけ崩れ落ちた
砂のようなこの想いが
胸にある内はどこへも行けやしないんだ

終わらない夜にはひとりきりの朝には
隣で笑うように涙がこぼれないように
孤独に輝いたひとりぼっちの星が
ここにいるよと叫んで歌になった
誰かがそれを見て綺麗と言った

わけもなく泣きたくなるような
虚しさと寂しさだけを持ち寄って
火をつけてさ暖め合うんだ
もう二度とはぐれてしまわないように

ねえ正解とか間違いとか
今は何もわからないけど
ひとつだけ確かなのは私がいるってことだけ

近付いた分だけ離れてゆく夢さえ
今ならその迷い事笑える気がするから
孤独に輝いた点と点を合わせて
ひとりじゃないと叫んで歌になった
誰かがそれを見て星座と言った

あなたの図上に今も振りかかる
悲しみを溶かす光になりたい
憂いも痛みも一緒に抱えてくから
教えて

終わらない夜にはひとりきりの朝には
隣で笑うように涙がこぼれないように
孤独に輝いたひとりぼっちの星が
ここにいるよと叫んで歌になった
いつか誰かの夜を照らすように

照らせるように

Composição: Hoshimachi Suisei / ナノウ