燃えるような夕暮れに照らされた背中には
冷え切った手のひらは届かない

救い上げ砕け散る砂のかけらなんかじゃ
二人を繋いだ笑顔を取り戻すことさえできない

悲しみがこの胸を掘るほどの
右手には痛みさえないけれど
失った温もりを忘れない
差し伸べたこの手にはきっと何か
残してみせる

後悔を振り払いこの汽車に乗り込んだ
約束を果たすため走って行く

苦しみの数だけ幸せになれるのなら
俺たちはどこへ向かって何を手に入れるのだろうか

どこまでも続いてく螺旋のように
逃げることできない道を歩いて
真実を知る罪に震えても
苦しみを力にもかえてみせる
どこへ行っても

悲しみがこの胸を掘るほどの
右手には痛みさえないけれど
失った温もりを忘れない
差し伸べたこの手にはきっと何か
残してみせる

Composição: