汽笛が鳴れば そっけなく
もうこれまでと 旅行く人
泣けば切ない 笑えばなおさら
だから悲しみ ひとつも残さないで

家族と別れ 友と離れ
どこで暮らしても 僕は僕で
そういう考えは やめておけ
生きた轍を 君と呼べ

ああ大嫌い 悲しいことは
なのに僕ら さよならばかり
どこにも行かないで
ずっとこの街で暮らして
年を取って死ぬまで
笑って生きてたいよ

できればこっそりで 手ってくれ
悲しみひとつも残さないで

旅行く人は 荷物も少なく
望郷 忘れがたき思い出も
思い出深く 全部追いてくるから
青森駅は 感傷だらけ

夢は夢だと 嘯いた
叶えてこその夢だと 誰かが言った
夢を追えた奴らに 耳を塞ぐな
君の夢なら 君が夢見ろ

ああ大嫌い 苦しいことは
なのに僕ら 戦ってばかり
どこにも行かないで
ずっとこの街で暮らして
年を取って死ぬまで
笑って生きてたいよ

できればこっそりで 手ってくれ
悲しみひとつも残さないで

戦う人よ 傷を癒せ
道なかばで 倒れることなかれ
命など惜しくないと言うが
君を惜しむ人がここにいる

先は長いが 終わりは早い
焦り始めてからが 始まりだ
その先のことは 僕も知らない
言いたいことは これで全部

ああ大嫌い 寂しいことは
なのに僕ら 旅立ってばかり
どこにも行かないで
ずっとこの街で暮らして
年を取って死ぬまで
笑って生きてたいよ

汽笛が鳴るから 僕も行くよ
悲しみひとつも残さないで
悲しみひとつも残さないで

Composição: